平成24年6月23日(土)14時〜
千駄ヶ谷・国立能楽堂
白川院で菊の剪定をしている山科の荘司は、偶然女御の姿を見、恋に落ちる。適わぬ恋を諦めさせようと、重荷を作り、この荷を持って庭を廻ることができたなら…という提案を受け、持ち上げようと試みるが、勿論できるわけも無く、憤死してしまう。女御は哀れに思い、弔うが、体が動かなくなる。鬼となった壮司が現れ女御を散々に打つが、後を弔ってくれるなら、守り神となって長く貴方を守ると約束して消える。
春爛漫のこの日、紀州道成寺では再興できた鐘の供養が催される。何故か住僧は、供養会は女人禁制にする。そこに一人の妖艶な女性が現れ供養を拝みたいと寺男に頼み込み、寺男は許してしまう。少しずつ鐘に近づいた女は、激しい舞を舞うとみえて、鐘をひき被いて落とし消える。鐘が落ちた事を聞いた住僧は、女人禁制にした理由を語る。--昔この地域に真砂の荘司という人がいた。熊野詣をする山伏に荘司の娘が恋をする。逃げ出した山伏を追う娘は、思いのあまり日高川で蛇となり道成寺へ辿り着く。山伏は鐘の中に隠れていたが、蛇に化身した娘が金を巻き、尾で叩くと鐘は真っ赤になり、山伏は焼け死んでしまった。今鐘の中に飛び込んだ女人は、荘司の娘の怨念ではないかーー
僧たちは力を合わせて祈祷し、鐘を再び引き上げると、女は蛇の姿で現れ、僧達と戦う。やがて僧に攻め込まれ、日高川に飛び込み消え失せる。
鐘を舞台につり上げる作業とそれを落とすという派手な演出、小鼓との一騎打ちともいえる乱拍子、鐘の中でのシテ一人での衣装替え等、見どころ満載の名曲。
SS席 | 10,000円 |
S席 | 8,000円 |
A席 | 6,000円 |
B席 | 5,000円 |
学生席 | 3,000円 |
(全席指定)発売日:平成24年4月20日(金)
能楽BASARA | 090-8082-8048 |
国立能楽堂 | 03-3423-1331 |
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0120-240-540 (カンフェティチケットセンター 平日10:00〜18:00) |
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